ステーン城について
*2020年まで大規模なリノベーション作業が行われており、入場できません。外からの眺めのみとなります。
アントワープの旧市街を抜けて、スヘルデ川沿いに着くと、ディズニーランドにありそうな石造りのお城が目を引きます。このステーン城は、オランダ語で『石(Steen)』という名前のお城です。 9世紀に建てられた城塞がはじまり。13世紀に石造りの城になり、カール5世が城塞を今のような状態にしました。 14世紀以降は刑務所として使われていたステーン城。1842年に、アントワープ市が買い取り、1864年、古代博物館がオープンします。1952年にはステーン国立海洋博物館になりますが、 2011年MAS美術館のオープンに伴い、海洋博物館は移転しました。2012年からは『HETSTEEN der wijzen』という、アントワープ市運営の子どもたちが楽しく学べるスペースになっています。 ステーン城には橋のようなスロープを上って向かいますが、その手前には巨人・ランゲ・ワッパーの像と彼を見上げる2人の人の像が。ランゲ・ワッパーは、コッドピース(14世紀~16世紀末に使われた、股間の前を隠すための布。小物入れとしても使われました)を小人に見せているそうです。1963年から建っている像で、昔話ではランゲ・ワッパーはブラボーに手を切られた巨人・ドルオン・アンティゴーンと一緒にステーン城に住んでいたと言われています。 ステーン城は2018年から改装工事に入り、2020年にクルーズターミナルやウェルカムセンター、アントワープの歴史を学べるインタラクティブセンターとして生まれ変わる予定です。基本情報
- 名称
- ステーン城
Het Steen
- 住所
- Steenplein 1 2000 Antwerpen
( 地図アプリで場所と行き方を見る)
- 最寄駅
- Antwerpen Suikerrui Steenplein(バス30番)
- 営業時間
- 月曜日~日曜日:24時間
- 休業日
- なし
- 料金
- 無料
- トイレ
- 無
- URL
- 公式サイト
- その他
- 現在、イベント時以外は中に入ることができません
*2019年時点の情報です。(ご利用上の注意)