ベルギーのメディアで最近よく耳にする言葉、「aanstootgevende tekeningen」。tekeningenとはオランダ語で「絵(壁画)」のことなのですが、翻訳に困るのが「aanstootgevende」の意味。「気まずくさせる」「ドン引きする」というのが近いでしょうか。
「気まずい絵」とは、ブリュッセルの街のあちこちに出没する「セクシー壁画」たち。実は数年前からこのような壁画が出現し始めたのですが、最近は様々なメディアに取り上げられて有名になり、壁画の数は増加する一方。とうとう、オランダ語のタブロイド「HLN」が「ブリュッセルのセクシー壁画マップ」を作成してしまいました。
BELPLUSではこれまで「タンタンの壁画」や「ベルギーの美術館割引情報」などの健全なアート情報について書いていますが、旬なベルギー情報の一つとしてこのような内容もあってもいいじゃないか!ということで、このセクシー壁画マップの情報をお届けします。
それに、これらの壁画は、実際に見るととてもクールなんです。いくらエロで釣っても、グラフィティとしてダサいものはあっというまに廃れてしまうベルギー。現在残っているのは、どれもアートを感じさせるものばかりです。
このマップのタイトルは「我らの首都で見られる気まずい絵画たち」です。ちょっと誇らしげ笑。上記のパレットのアイコンをクリックすると、その場所で見られるセクシー壁画が表示されます。
実は私の住んでいる近所にもこのようなセクシー壁画があり、最初は本当にドン引きしていたのですが、そのうちその壁画のアート性や色使いの美しさに惹かれ、今では毎日目の前を通っても意識しないくらい生活に溶け込んでいます。
上記のマップを参考に、ぜひもう一つのブリュッセルの芸術を堪能してみてください。