ベルギー〜フランクフルト間は鉄道で3時間弱
ベルギーは小さな国のため、パリやオランダ、ドイツと組み合わせて複数国を旅する日程を組まれている方も多いと思います。隣の県に行く感覚で行けるため、私もベルギーに行くときは、1~2カ国の国を組み合わせて旅行することが多いです。
ベルギーから行きやすいドイツの有名都市の一つに、ヨーロッパの金融都市として有名なフランクフルトがあります。フランクフルトはドイツのちょうど中心部にあり、ヨーロッパのマンハッタンと呼ばれる金融街エリアと、アルトシュタットなど中世の街並みが残るエリアを両方楽しめます。
私がフランクフルトで特に感じたのは、小さな事ですが、どこにいっても街が整然としてゴミも落ちていなかったことです。あの「ドイツ人が綺麗好き」という噂は本当だったんだ!と感動しました。
そんなフランクフルトへは、ブリュッセル北駅からICE(インターシティ・エクスプレス)という高速鉄道を使えば、乗り換えなしで約3時間。飛行機でもいけますが、空港までのアクセスと待ち時間を考えると、鉄道の方が断然便利です。
ICE(インターシティ・エクスプレス)って?

ブリュッセル北駅に到着したICE。専用ホームではなく、普通電車と同じホームに到着します。
新幹線と違うのは、ICEは全席指定であることと、様々な座席プランや早割、特割によって料金が変化すること。このあたりは飛行機とよく似ています。

ファーストクラス(一等車)の座席はこんな感じでした。
どの席を予約するにしても、できるだけ早めの予約がおすすめ(旅行日の90日前から予約できます)。乗車日まで2週間を切ると、料金が割高になります。そのため、ヨーロッパ旅行を計画されている方は、出発前に日本から予約するのが一番お得です。
ICEのチケットを日本語で事前予約
ICEのチケットは、旅行前に日本から「Omio(オミオ)公式サイト」から予約できます。
まずOmio(オミオ)公式サイトに行き、行き先と人数、往復か片道か、旅行予定日を入力します。出発駅・到着駅には、日本語で「アムステルダム」「ブリュッセル」と入力すると、候補名が表示されます。
出発駅・到着駅には、それぞれ「ブリュッセル」「フランクフルト」とカタカナで入力します。乗車人数と乗車予定日、往路復路もここで選択してください。
*「特別優待カード」は、欧州全体で使えるフリーパスを購入した人だけ選択してください。フリーパスを持っている場合、わずかな追加料金のみでタリスに乗車できます。
「検索」ボタンをクリックすると、その時間帯に乗車可能なタリスの座席と金額が表示されます。往復で購入する場合、まずは行きの便(Inbound)を選び、次に帰りの便(Return)を選択します。

乗り換え0回の直行便を選んでください。所要時間がかなり違います。
乗車可能な列車の一覧を見ると、ICEのみと、ICE+タリスの2種類があることがわかります。
ICEのみの場合は乗り換え無しで3時間ですが、タリスとICEの組み合わせでもフランクフルトに行くことができるからです。時間帯によっては、タリス+ICEのほうが値段が安い場合も。私は万が一の電車遅延で乗り換えできないのが不安なので、なるべく直行便を選ぶようにしています。

次に復路を選択すると、次のページで合計金額が表示されます。
次に、乗車する人の情報を入力します。当日はパスポートと一緒にチェックされる可能性があるので、パスポートを同じ名前をローマ字入力してください。当日はパスポートと一緒にモバイルチケットを鉄道スタッフに見せる必要があります。
入力する情報が多くてあせりますが、一度選んだチケットは20分ほどはあなたのために一時的に確保されているため、安心してゆっくり入力してください。

GoogleやFacebookのアカウントと連携してログイン情報を自動入力することもできます。
次に支払い金額を確認し、クレジットカード情報を入力します。クレジットカード、Paypal、Google Payに対応しています。日本のJCBカード(海外では使えないことが多い)が利用できるのもOmioのポイントです。

日本のJCBカードやGoogle Payでの支払いに対応しているのが嬉しいです
支払いが完了すると、Omioからメールでモバイルチケットがメールが届きます。これで購入手続きは完了です。
乗車当日の流れ
乗車当日は、スマートフォンに保存したモバイルチケットを持ってICEが出発するホームまで行き、そのまま乗車します。乗車時のチケットのチェックはありません。

ICEの車内食堂への入り口
出発後しばらくすると、ドイツ国鉄の制服を来た人がチケットのチェックに来るので、パスポートと一緒にチケットを見せてください。この流れは新幹線とほぼ同じです。
1等車両ではプチギフトと車内販売が

ICEの一等車(ファーストクラス)の食堂。セットメニューからアラカルトまであります。

フランクフルトでディナーを食べる予定だったため、軽食を買って席で食べました。
また、ICEの最新車両(ICE3、ICE T、ICE TD)では、列車の最後尾にパノラマ仕様の窓のあるラウンジを確保しています。座席から見るのとは異なる目線でベルギーからドイツの田園風景が楽しめます。写真を撮るのにも最適です。

日本の新幹線と同じような、号車一覧を駅で発見。1等車は後ろになります。
キャンセルや日程変更は?わからないことは?
一度購入したチケットのキャンセルや日程変更、その他乗車に関する質問は、Omio公式サイトのアカウントページで日本語で行うことができます。英語でのメールや電話による問い合わせはなく、急な予定変更でも現地ですぐに対応できるところが本当に便利です。
キャンセルや変更には手数料がかかる場合がありますが、購入した乗車券のタイプによって様々なため、不安な場合はチケット購入時の「キャンセルについて」を確認してください。