ベルギーのトイレ事情

BELPLUS編集部
基本情報

日本と大きく違う公衆トイレ事情

ベルギーのトイレは、日本と同じ感覚で行くと困ったことになります。一部の高級ホテルやレストランを除き、トイレに日本のような快適さは求められません。ウォッシュレットはほとんど無く、お化粧台なども本当にシンプル。ベルギーではトイレは「用を足すところ」以外の何者でもありません。

トイレの数も、日本と比較してかなり少ないです。そのため、「トイレを見かけたら、とりあえず行っておく」くらいの気持ちでいると旅行中も安心して楽しめます。他目的トイレの数も限られるため、お子様連れの方は特に気をつけて下さい。

トイレは「利用料金」がかかる

たまに日本でも見かける「小銭を払って利用するトイレ」ですが、ベルギーの公衆トイレは99%このタイプです。そして、その多くがトイレ前に管理者がいる「有人トイレ」で、その人に対してお金を支払います。金額は20セントから40セントまで様々。そのため、20セントコインは必ず多めに持つようにしてください。(10ユーロ以上の紙幣を出しても、管理者がお釣りを持っていない場合が多いです)。小銭は直接手渡す場合と、テーブルにあらかじめ置いてある小皿に入れる場合があります。利用者が多いトイレの場合は直接手渡す場合が多いです。

この有人トイレですが、実はデパートなどの商業施設のトイレも含みます。日本と同じ感覚でデパートのトイレを使おうとすると、入り口に人が座っていてビックリすることも。あなたがそのデパートで買い物していようが、レシートを見せようが関係ありません。管理者に払うお金は、デパートにではなく、その人が掃除してくれたことに対するチップとして支払うからです。

カフェのトイレを利用(おすすめ)

公衆トイレを探しているけど見つからないという場合は、近くのカフェやビアバーのトイレの利用をおすすめします。ベルギーではあまり公衆トイレを使わず、カフェに行ったついでに済ませるのが一般的です。そのため、お店の人も慣れています。また、カフェはベルギーのどこでもあるため、緊急の場合も安心です。

カフェで注文して、ついでにトイレも使うというのが一般的なパターンですが、中には緊急事態だったり、急いでいてカフェを利用する時間がない場合もあります。そんな時は入店した時に、お店の人に「トイレを使わせてください」と行って50セント~1ユーロを先に渡すとスムーズです。お金を後で払う時も、何も言わないでトイレに駆け込むのではなく、一言声をかけるようにしてください。

観光客に人気な場所のカフェは、あらかじめ小銭を入れるトレーを用意しているところもあります。

市が運営する公衆トイレを利用

wcベルギーを歩いていると、時々このような公衆トイレを見かけることがあります。コインを入れるとドアが開き、簡易的な公衆トイレとして使われています。便利な場所にあることが多く、昼間は安心して使えますが、人通りが少なくなる夜間の利用はおすすめできません。暗くなってからは、上にあげたようなカフェのトイレの利用をおすすめします。

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BELPLUS編集部

BELPLUS(ベルプラス)は、ベルギー在住者が共同で運営するメディアです。旅行に役立つ情報のほか、現地長期滞在、留学生のための生活情報もお届けしています。