ベルギーは「個人旅行」で行くべき5つの理由

BELPLUS編集部
個人旅行で行く

個人旅行って?

ベルギーへの旅行を計画中の方に、個人旅行をおすすめします。

個人旅行とは、航空券、ホテル、現地で何をするかをすべて自分で決める旅行のことです。

個人旅行とは逆に、JTBなどの大手旅行代理店で「航空券・ホテル込みツアー」を購入して、添乗員さんと一緒に行く旅を団体旅行(またはパッケージ旅行)といいます。

ブリュッセルのサンジェリ地域にあるレストランはローカルが集まる場所。この写真は明るく見えるけど夜21時近く。個人旅行だからこそ時間を気にせずゆっくり過ごせます。

ブリュッセルのサンジェリ地域にあるレストランはローカルが集まる場所。この写真は明るく見えるけど夜21時近く。個人旅行だからこそ時間を気にせずゆっくり過ごせます。

どちらも一長一短ありますが、何度もベルギーを旅行した経験から、ベルギーは個人旅行でこそ最も楽しめる国だと思っています。老若男女、ひとり旅から家族連れまで、これほど個人旅行を楽しめる国は無いと思っています。

個人旅行には興味があるけど、どうしたらいいのかよくわからない…という方のために、このページで個人旅行のメリットをあげてみました。

小さい国だから、はじめての個人旅行でも安心

ベルギーの主要都市の電車での所要時間と行き方完全ガイド

ベルギーの各都市の鉄道での所要時間がわかる図。鉄道で多くの名所に行くことができます。

ベルギーの大きさは、九州とほぼ同じです。その中でも、ブリュッセルブルージュアントワープの3大観光都市はお互いに近い位置にあるため、鉄道で簡単に行き来することができます。

電車の本数も多く、上記の地図にあるような有名都市間を行き交う電車は平均して30分おきに運行しています。これは、国土が広い国との大きな違いです。また、都市内もメトロ・トラム・バスが発達しているため、自分で行きたいところを自由に見て回ることができます。

さらに、初めての海外旅行でも気軽に挑戦できるのが、パリルクセンブルグ、オランダのアムステルダムドイツのケルンといった「おとなりの国への日帰り旅行」。いずれもベルギーから電車で1~3時間で行けます。電車での移動が不安な場合は、ブリュッセル発の日帰りバスツアーなどもありますが、電車が本当に便利で簡単なのでバスは滅多に使うことはないです。

*BELPLUSでは格安長距離バスをおすすめしていません。理由は下記のページをご覧ください。

中上級者なら他の国と組み合わせて楽しめる

個人旅行に慣れている方には、ヨーロッパの中心であるベルギーの地の利を生かした、ベルギーからのヨーロッパ周遊旅行がおすすめです。一見遠いようなイギリス・ロンドンへも高速電車でたった2時間で行けますし、他にも、イタリア、オーストリア、スペイン、ノルウェー、トルコなどいろいろな都市に、ヨーロッパの格安航空会社を使って行くことができます。

ハネムーンにもおすすめ

ベルギーからベネチアに行くときに見たカップル。結婚式の直後?

海外の空港を繋ぐ航空券も、日本の航空券と同じように日系旅行代理店で購入することができます。検索から購入まで全て日本語で行えるので、日程が決まったら一緒に予約しておくと安心です。

個人で楽しめるアクティビティがたくさん

ベルギーでおすすめの過ごし方は、美しい街並みの散歩や美術館めぐり。特に美術館で作品を見て回るには、自分のペースで歩ける個人旅行が特におすすめです。「神秘の子羊」に代表されるフランドル絵画やシュールレアリズム、フランダースの犬で有名なルーベンスの祭壇画などの有名作品を、ゆっくりと時間をとって鑑賞できます。

また、スケジュールにちょっと変化をつけたいときは、半日〜1日の短い時間で気軽に参加できるベルギービールカフェめぐりやグルメツアーを利用します。英語には自信がありませんが、勇気を出して英語のツアーに参加して、世界中から集まった旅行者と一緒に話したり写真を撮ったりして、日本ではできない思い出を作っています。

個人旅行ならではのプライベートツアーも豊富

デルビュイ観光ガイド〜行き方、見どころ解説とおすすめスケジュール

世界一小さな町・デュルビュイに行くにはツアーが便利

また、個人旅行だからといって全てを自分で手配する必要はありません。ベルギーには、個人でも頼める日本語のプライベートのガイドツアーも沢山あります。上の写真の「世界一小さな街」デルビュイは、自分でレンタカーを借りて行くこともできますが、現地での運転が心配な方は日本が通じるドライバー兼ガイドさんとのツアーを申し込むことも可能です。周りの古城巡りと合わせて、プランを一緒に考えるのも楽しいです。

他にも、団体ツアーじゃないと申し込みができなさそうなブリュッセル空港からホテルへの送迎も、日本語で個別に頼むことができます。家族や友人とのグループでゆっくり回りたい方や、ファミリーなど、すべての方におすすめできます。現地日本人ガイドの方は美味しいお店もよく知っているので、とっておきのレストラン情報も聞くことができますよ。

個人旅行はお金と体験の価値を選べる

一般的に、団体旅行に参加する場合は、旅行代理店で飛行機やホテルの予約や、現地のレストランの手配までやってもらうことになります。とても便利でありがたいものですが、その一つ一つには手数料が含まれています。つまり私たち旅行者は、便利なサービスをお金を出して購入しているとも言えます。

ですが個人旅行が気軽になった今は、航空券ホテルはもちろんのこと、上にあげたようなその場で参加できるツアーなども、日本語で予約できる便利なサービスがあります。自分で予約すれば、その分の手数料はかかりません。手数料は、全体の旅行代金からみるとわずかな金額かもしれませんが、そのお金で少し素敵なレストランに行ったり、ホテルのグレードをあげるなど、旅の楽しみが広がります。

最後に

私の行きつけ。ローカル多めのベルギーのカフェ ブリュッセル

今日はカフェで一日中のんびり…みたいな1日があってもいい

私は「旅行を自分で作る」実感を味わえるのが個人旅行の一番の醍醐味だと思っています。

旅行中は確かに不安も多いですが、あまり自分で考えなくても次々と色々な所に連れて行ってもらえる団体ツアー旅行と違い、個人旅行では日本では感じられない適度な緊張感があります。旅行が終わりに近づくころには、ホテルの部屋で「もう終わりなんだ…」としんみりするくらいの充実感があります。

ベルギーだけでなく、海外旅行をお考えの方は、ぜひ個人で行くことも考えてみてください。

WRITER

BELPLUS編集部

BELPLUS(ベルプラス)は、ベルギー在住者が共同で運営するメディアです。旅行に役立つ情報のほか、現地長期滞在、留学生のための生活情報もお届けしています。