ベルギーから国内外へのアウトレットモールへの行き方

BELPLUS編集部
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ベルギーで公共交通機関で行けるアウトレットモールは3つ

ヨーロッパ旅行の目的の一つに、有名ブランドのショッピングをあげられる方も多いと思います。中でも人気なのは、これらのブランドが日本とは比較にならないほど安く購入できるアウトレットです。

ベルギー国内にも、複数のアウトレットモールがあります。ただし、その中のいくつかは郊外にあるため、車でしか行けないところが多く、個人旅行で行くのは難しいです。

そこで、フランスとオランダなどの隣国も含め「ベルギーから公共交通機関で行ける」3つのアウトレットモールを、実際に行ってみた感想つきでご紹介します。

ベルギーの有名アウトレットモール「マースメッヘレン・ヴィレッジ」

マースメッヘレンヴィレッジ アウトレット

雰囲気は日本のアウトレットモールと似ています。

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ベルギーの代表的アウトレットモールとしてまずあげられるのがここ。マースメッヘレンという、オランダとの国境付近にある町にあります。

フランス・パリのアウトレット「ラ・ヴァレ・ヴィレッジ」と同じ企業が経営しているため、品揃えもパリに負けずに豊富。ベルギーらしく、ノイハウスチョコレートのアウトレットがあったり、キプリングやESSENTIELなど日本でも人気のベルギーファッションブランドもあります。ドイツの高級食器ブランド「ビレロイ&ボッホ」の品揃えも豊富です(通常のショップより広いくらいです)。
公式サイトのブランド一覧ページを見る

このアウトレットのポイントは、ベルギーを代表するシュールレアリズム画家・マグリットのグッズを取り扱うショップがあること。お店の名前は、「CECI N’EST PAS UN SHOP(フランス語で、これはショップではない、という意味)」という面白い名前ですが、これはマグリットの代表作の一つ「CECI N’EST PAS UN PIPE(これはパイプではない)」をもじったもの。

マグリットのグッズの専門店は、ブリュッセルのマグリット美術館の他には世界でここだけ。マグカップやノートなどの小物類からレプリカまで広く販売しています。

アウトレットモール内にあるマグリットショップ

アウトレットモール内にあるマグリットショップ

マグリット美術館以外のマグリット専門ショップはここだけ

マグリット美術館以外のマグリット専門ショップはここだけ

マースメッヘレン・ヴィレッジは、車でないと行けない場所にあるのですが、人気のモールのため、ブリュッセルからシャトルバスが運行しています。チケットはオフィシャルサイトでも英語で予約できますが、日本の予約代行サイトを通しても全く同じ料金で買うことができます。日本語でやりとりできるし、当日バスが満席だったという事態にならないためにも、事前に予約しておくのがおすすめです。

ベルギーのアウトレット・ショッピング情報
ブリュッセル発!巨大アウトレットとして知られる、マースメッヘレン・ビレッジへGO!高級ファッションブランドから、スポーツグッズ、キッチン雑貨、化粧品、日用品までその種類は多岐に渡ります。掘り出し物が見つかるかも!
料金:大人(13歳以上) 15ユーロ、子供(4~12歳) 7ユーロ、幼児(0~3歳)は無料
*上記は通常時の料金です。季節ごとのキャンペーンや繁忙期によって変動します。

詳しく見る/予約

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料金には予約時に支払うので、当日は引換券を持って参加するだけ。送迎対象のホテルであれば、ホテルまでバスが来てくれます。送迎がない場合は、バスを運営する旅行会社「ブリュッセルシティツアーズ」の前まで行く必要がありますが、グラン・プラスと中央駅からどちらも歩いてすぐの便利な場所にあります。

オランダの巨大モール「ルールモント・アウトレット」

トゥミやサムソナイトなどスーツケース・旅行グッズも安くなっています

トゥミやサムソナイトなどスーツケース・旅行グッズも安くなっています

roermondオランダとベルギーの国境付近の、オランダ側にもアウトレットモールがあります。こちらはマースメッヘレンより規模も大きく、ブランドもプラダ・グッチ・バーバリーなどのヨーロッパのハイファッションを中心に200以上が揃っています。レストランやカフェもたくさんあるので、1日ゆっくり過ごせます。
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このアウトレットには、ベルギーからも公共交通機関を使って簡単に行くことができます。BELPLUS編集スタッフがマーストリヒト観光と組み合わせてブリュッセルから日帰りで行ったときの行き方を下記にまとめました。この一日コース、オランダにある世界で最も美しい本屋さんの一つにも立ち寄ることができて、とてもおすすめです。

日帰りも可能、パリ観光と組み合わせられる「ラ・ヴァレ・ヴィレッジ」

パリのお店がクローズする日曜日もオープンしています。

パリのお店がクローズする日曜日もオープンしています。

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最後にご紹介したいのは、ベルギーから行けるフランスのアウトレットモールです。パリから1時間ほどの郊外にある「ラ・ヴァレ・ヴィレッジ」は、TOD’sやモンクレール、ロンシャンなど日本ではなかなか安くならないフランスのブランドが最大60%オフで手に入ります。

ベルギーからラ・ヴァレ・ヴィレッジに行く場合、まずはブリュッセルから高速鉄道タリスに乗りパリ北駅まで行きます(チケット購入方法はこちら)。そこからアウトレットまで鉄道で移動する方法もありますが、パリでも観光する予定の方は、北駅から一度パリ中心部までメトロで移動したあと、中心部からアウトレット行きのシャトルバスに乗る方法もあります。

ヨーロッパのブランドが安く買える店
パリ市内から東へ約40km、100以上もの一流ブランドの前年コレクションが最低33%から最大60%オフで手に入るアウトレットのショッピングモール「ラ・ヴァレ・ヴィラージュ」。お得にお洒落かつシックなショッピングをお楽しみください!
料金:大人(13歳以上) 25ユーロ、子供(4~12歳) 13ユーロ、幼児(0~3歳)は無料
*上記は通常時の料金です。季節ごとのキャンペーンや繁忙期によって変動します。

詳しく見る/予約

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予約時に購入代金を支払うので、当日は現金のやり取りもなく、引換券を持って参加するだけの手軽さも魅力です。シャトルバスは、運行会社の「パリシティビジョン社」の営業所から発車するので、指定された集合時間に営業所まで自分で行き、引換券を渡してバスに乗ります。

日帰りは可能、だけど1泊がおすすめ

パリ北駅からベルギー、そしてオランダへ。鉄道チケットの予約も自分たちでやっています!日本語でできるので簡単です。

パリ北駅からベルギー、そしてオランダへ。鉄道チケットの予約も自分たちでやっています!日本語でできるので簡単です。

上のシャトルバスを利用すれば、ベルギーから朝6時台のタリスに乗ってパリに向かい、帰りは19時台に乗って日帰りをすることは可能です。

ただし、せっかく鉄道運賃を使ってパリに来たのに、パリを見ないでベルギーにとんぼ返りするのはもったいないと個人的に思います。また、パリ市内は渋滞が多いため、バスが渋滞に巻き込まれて遅くなった場合など、せっかく予約していたタリスのチケットを無駄にすることになります。

そんなに急ぎのスケジュールでない限りは、ベルギーからパリに午前中に移動、午後からアウトレットツアーに参加し、当日はパリで1泊して、翌日はパリ観光にあてるのをおすすめします。

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BELPLUS編集部

BELPLUS(ベルプラス)は、ベルギー在住者が共同で運営するメディアです。旅行に役立つ情報のほか、現地長期滞在、留学生のための生活情報もお届けしています。