ベルギー王立美術館への行き方と開館情報

ベルギー王立美術館について

もともとは、ナポレオンがパリのルーブル美術館から運んだ名画の数々を展示する目的で建てられた美術館。15世紀から現代までの絵画が一挙に鑑賞できるヨーロッパ屈指の美術館です。ブリューゲルやルーベンスなど、フランドル絵画に興味がある人は必見です。

王立美術館は美術館の集まり

ベルギー王立美術館を構成する6つの美術館のうち、4つが街の中心部の建物に固まって成り立っています。この中でも特に見応えがあるのは、有名なフランドル絵画を中心に15世紀から18世紀までの作品を収めた古典美術館 (Musée d'Art ancien) 。また、ベルギーを代表する画家マグリットは、王立美術館の中でも独立した美術館として分けられています。

• Musée Oldmasters Museum（古典美術館。15~18世紀の作品が中心）
• Musée Magritte Museum（マグリット美術館）
• Musée Modern Museum（近代美術館。19~20世紀の作品が中心）
• Musée Fin-de-Siècle Museum（世紀末美術館）

古典美術館には、ピーテル・ブリューゲル、ロヒール・ファン・デル・ウェイデン、ロベルト・カンピン、ピーテル・パウル・ルーベンス等の作品を所蔵しています。

見逃せない作品

• 聖セバスティアンの殉教 The Martyrdom of St Sebastian — ハンス・メムリンク (1475)
• 叛逆天使の墜落 The Fall of the Rebel Angels - ピーテル・ブリューゲル (父) (16世紀)
• ベツレヘムの人口調査 The Census at Bethlehem — ピーテル・ブリューゲル (父) (16世紀)
• 聖リヴィナスの殉教 The Martyrdom of Saint Livinus — ピーテル・パウル・ルーベンス (17世紀)
• Melancholy of the Beautiful Day — ジョルジュ・デ・キリコ (1913)
• ピグマリオン Pygmalion — ポール・デルヴォー (1939)

美術館に3つ以上行くならブリュッセルカードがおすすめ

王立美術館のすぐ隣は（こちらも王立美術館の一部ですが）マグリット美術館です。二つの美術館共通割引チケットもありますが、もし、このほかにもブリュッセルの美術館や博物館を訪れる予定の方は、ブリュッセル市が販売している共通ミュージアムフリーパス「ブリュッセルカード」を買うのがお得です。

基本情報

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