リエージュに行くには
リエージュへは、ブリュッセルからIC(快速)に乗ってちょうど1時間。1日に何本も電車が出ているので、簡単に日帰り旅行をすることができます。ベルギー国鉄のチケットの買い方は、下記をご覧ください。
リエージュの中心部に行くには、まず快速で「リエージュ=ギユマン駅 (Liège-Guillemins)」に行きます。この駅で各駅停車に乗り換え、終点の「リエージュ=パレス駅 (Liège-Palais)」までたった2駅。(ギユマン駅からは歩いても中心部に行けますが、20分以上かかるので電車が一番便利です)
二つの言語圏を旅する
ちょっと注意しておきたいのが、リエージュという街は、フランス語とオランダ語では全然発音が違うんです。フランス語ではおなじみのリエージュですが、オランダ語では「ラウク(Luik)」と呼ばれます。
たった1時間の電車の旅なのに、二つの言語圏を通過する不思議な体験ができます。朝早くブリュッセルを出れば、午前中にフランス語のリエージュを観光し、午後はオランダ語のルーヴェンに立ち寄って帰ることも十分可能です。
まずは観光とランチ
私たちがブリュッセルを出たのが10時頃だったため、リエージュに着いたのがちょうどお昼くらいでした。駅の目の前の広場にもレストランがありましたが、そこから5分ほどあるいたところにあるマルシェ広場でランチをとることに。
ビューラン山の階段(モンターニュ・ド・ビュラン)へ
いよいよ今回の旅のハイライト、シタデル(城塞)があるビューラン山へ向かいます。ビューラン山に登るには、街の中心部から上へと伸びる長い階段を登っていきます。階段の入り口は、駅の目の前のサン・ランベール広場から歩いて15分くらい。途中にはかわいいショップやカフェなどもあり、ここでもランチや軽食をとることができます。
いよいよ階段を登り始めます。階段の最初は、記念写真をとる人たちがたくさん。フランス語だけでなく、世界中のいろいろな言葉が聞こえてきました。私たちも見知らぬ人に「Good Luck!」と声をかけられました。
一段一段登るたびに見えてくるのが、リエージュの古い街並みの屋根たちと、その中心部を流れるムース川。階段は下から見るよりも結構急なので、高いヒールの靴は避けたほうが無難です。私たちが行った時は、いろいろな年代の人が登っていましたが、私たちがヒーヒー言いながら途中で休憩しているところを、あっという間に登っていく若い学生のグループも。階段は幅が広いので、みんな自分のペースで進めます。
登りきった先にある、リエージュの絶景
いよいよ階段を登りきり、ビューラン山のてっぺんに着きました!中央にベンチがあり、そこで記念写真を撮る人がたくさん。観光客同士、お互い撮りあってもらいました。
頂上からすぐ上を見ると、城塞の跡地と、モニュメントになっている高台が。展望台にもなっていて、遥かに遠くまで見渡せます。
展望台のあとは、さらにいろいろなハイキングコースを選ぶことができます。観光案内所で一番おすすめされたのは、さらに城壁周辺の道をぐるりと回るコースでしたが、体力のない私たちは、森林コースを辿ってすぐに下に降りることに。20分くらい林の中を歩くと、またリエージュの街の中心部に戻ることができました。
帰りにもう一度駅前の広場に戻り、ゆっくりカフェで休憩をとったあとはさらにショッピング。リエージュは、実はショッピングをするのにもとてもおすすめ。この地域で一番の大都市であることから、あらゆるタイプのお店が駅前にずらりと揃います。
私のおすすめのお店は、ベルギーの雑貨屋さんでお土産を買うでも紹介した「HEMA」という雑貨店です。オランダ生まれのこのお店は、とにかく女の子が好きなかわいい雑貨が揃います。文房具や小物だけでなく、食品(お酒も)、化粧品、服、バッグ、子供用品…など品揃えもちょっとしたスーパー並み。
HEMAリエージュ店は、歴史的な建物を改装したとてもおしゃれな店舗でした。