2014年のテーマは「トルコのカーペット」
世界遺産グラン・プラス広場を花で埋め尽くす「ブリュッセル・フラワーカーペットフェスティバル」。2年に1度、たった4日間だけ開催される特別なお祭りです。
フラワーカーペットの大きさは何と77mx24m。ベルギーの歴史にちなんだデザインが話題になりますが、2014年8月に開催された第17回のテーマは「トルコのカーペット」でした。なぜトルコ?と思いますが、実は2014年は、ベルギーでトルコからの移民を受け入れるようになってからちょうど50年目だったそうです。二つの国と文化の関係を祝い、トルコの花「ベゴニア」を使い、鮮やかなカーペットがグラン・プラスを彩りました。
カーペットを見るには?
フラワーカーペットを見るために、チケットを買ったり入場料を払ったりする必要はありません。どなたでもグラン・プラスに行けば見ることができます。ただし、期間中のグラン・プラスは大変混み合うため、朝や夕方以降の人が少ない時間帯を狙っていくのがおすすめ。また、夜のライトアップも美しいため、昼と夜の2回訪れると全く違った雰囲気を味わえます。
別料金で特別な展望エリアへ
カーペットが一番美しく見渡せるのは、グラン・プラスの真ん中にあり、一番高い建物であるブリュッセル市庁舎の2階からです。地上からカーペットを見るのとは違い、カーペットを見下ろすことになるため、美しいデザインがよくわかります。人混みを避けたい方やゆっくりデザインを見たい方にはこちらがおすすめ。市役所への入場料は5ユーロ(10歳以下は無料)。
フラワーカーペット2016年開催情報 テーマは日本!
2年に一度のフラワーカーペット、次回の開催は2016年8月12日から15日まで決定しています。そして、2016年のテーマはなんと「日本」なんです!ベルギーと日本の外交150年を記念して、乃村工藝社の鈴木不二絵デザイナーによる日本の花鳥風月をテーマとしたデザインが、グラン・プラスを彩ります。ヨーロッパ建築と日本風カーペットの組み合わせ、考えてもワクワクしませんか?
フラワーカーペットを見にベルギーへ
日本と深い関係があるベルギー。フラワーカーペットからベルギーに興味を持たれた方には、ぜひ、団体旅行ではなく「個人旅行」をおすすめします。
団体行動で時間の制約があるツアーと違って、自分のペースでゆっくりと、好きなように旅ができる個人旅行は、日本の日常から離れて自分だけの贅沢な時間を過ごすのにぴったりです。空港送迎やガイドサービスも、必要ならば個人で予約できます。
BELPLUSでは飛行機やホテルの予約の方法、電車の乗り方などのベルギー旅行に役立つ情報を掲載しています。